鎮守(ちんじゅ)さま
鎮守さまとは、産土さまや氏神さまの総称。
氏神(うじがみ)さま
同じ地域(集落)に住む人々を守護する土地の神さま。
同じ氏神の周辺に住み、その神を信仰する者同士を氏子(うじこ)といいます。
何事もなく日々健やかに、安心して暮らしておられるのは氏神さまのお陰です。神様ネットワーク(神様のつながり)で氏神さまは、産土さまから氏子一人一人の魂情報を受け継いでおられます。
産土(うぶすな)さま
土地の氏神様は古い言葉で「ムスヒ」と呼ばれています。
「土地の氏神様をな、古い言葉でむすびって呼ぶんやさ」
「この言葉には深ーい意味がある」
「糸を繋げることもむすび
人を繋げることもむすび
時間が流れることもむすび。
全部神様の力や」
~映画『君の名は』より~
そのように産土様は、ヒトがこの地上に誕生するとき、”肉体と=魂を結ぶ”役目をもつ魂の母のような存在。
大地のチカラを一点に集め、凝縮し、イノチを産みだす、土の働きをもつ神。
だから産土(うぶすな)さま。
産土様は、あなたの母君が妊娠五ヶ月の頃に住んでいた所、その土地の氏神様のことです。
産土様をお呼びする作法
① 姿勢を正して合掌
② 目を閉じ、氣を鎮める(深呼吸し、胸の辺りに意識を集める)
③「産土様」の御神名を3回唱えます
※御祭神が大勢おられる場合は一柱ずつお呼びになるか、「産土様」とまとめてお呼びする
④ 感応(感じ応ずる)
⑤ 「ありがとうございます」
お呼びし来て下さったカミへ感謝を伝えて終了します。
産土様をお呼びする作法は詳しくオンラインスクール専用動画の中でお伝えしています。
産土様の調べ方
全国の神社庁一覧より最寄りの神社庁を検索し、『わたしが産まれた○○市○○町の氏神様を知りたいのですが』というと教えてもらえます。
万が一、産土様がわからなくても大丈夫です!
・海外で生まれた
・引っ越しを繰り返していた
・ご両親がいないなど
産土様がわからないケースもあります。
そのような場合は「産土様(うぶすなさま)」と唱えていただくとよいです。
産土神社の候補が二つ以上ある場合は、実際に産土神社へ足を運んでみると、魂が産土様を覚えているので、その場所へ行くととても心地よく感じたり、「あ、ここだ!」と直感的にわかったりします。
産土神社に足を運ぶと、はじめて訪れた場所でもどこか懐かしく感じられるものです。
産土さま大切にするほどに…
・産土さまは命を結ぶ存在なので【子宝】に恵まれやすくなったり
・良縁が結ばれやすくなったり
・何かあったとき見えないサポートを受けたり、導かれたり
・困ったときに御神名を唱えるとどこからか助けが入ったり
・産土さまは様々な神様との繋がり【神様ネットワーク】に架け橋となります
産土さまのおかげでよりよきご縁のムスヒ(産まれ、結ばれ)が加速していきます。
そして、産土様に大切にしていくと、言葉にしたことや願ったことがとても叶いやすくなります。
なぜなら『産土様は産靈(ムスヒ)』、産土様は靈を産む存在だからです。
どういうことかというと。
『靈』には高次元のエネルギーという意味があり、人の肉体と精神にパワーを与えている命の原動力みたいなもの。
高次元のエネルギーというのは一言でいうと、パワー溢れる荒ふる神、現れる神、現象を生む力のこと。
草木が放っておいても成長するのは、この高次元のエネルギーのお蔭なんです。
ですから、産土様を大切にしてくほど高次元のエネルギーを受けとりやすくなり、言葉にしたことや願ったことが叶いやすくなっていきます。
産土様の体験談
行くと涙があふれてきてとまりませんでした。
そして私は一言つぶやいていました。”愛たかった”と。
門には龍や龍亀や他にもほられていました。
また参拝しようと思います。その日は雨が少し降っていたのですが、参拝しているあいだは雨がやんで風が吹いていました。
心の中でずっと”愛たい”と思っていた龍や龍亀がこの神社にいて私をずっと待っていてくれた。
そしてやっと会えた。私は産土神社に来て心と身体が凄く癒されました。
これからの私は幸せになってもいいんだって思えてきました。
二十一日参りのすゝめ
私の二十一日参拝の体験談。
21日というのは、ニワトリが卵を産んで孵化するまでの期間で、潜在意識に変化を起す目安とされています。
21日参りは自分の住んで居る土地の神様(氏神神社や産土神社)へ21日間途切れる事無くお参することで、神々さまとより深いつながり、仲良くなる架け橋をつくると言われています。
そして日々お守りしてくださる鎮守神の存在へ心を向け、つながりを深めることで開運体質になっていくとも言われています。
神様へご挨拶を通し、自分の願望・目的や心願成就の祈りを届けていきます。自分の住んで居る土地の神様とのつながりが深まると、人・モノ・金などの様々なご円や縁がつながりやすくなります。
なぜなら、自分が居住している場所の氏神神社(又は産土神社)に21日間途切れる事無くお参りする事で、神々様の喜びが私たちの喜び(願望・心願成就)として返って来るからです。
常識的な考えで、その土地に住まわせて頂いているのですから、時々はご挨拶をされると良いと思います。
そして、普段から産土様を大切にしていると、もしもの時、自分や家族の身を守ってもらいやすくなります。
かむながらたまちはえませ いやさかましませ~
水谷 拝
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは!
私の氏神様のいらっしゃる神社は、現在無人です。住宅地の中にあるのにも関わらず、あまり参拝する人はいません。無人の神社は、本来の神様ではなく、違う何者かが居る場合があるので、無闇に参拝するものではないと聞きました。このような無人の神社が氏神様であった場合、どうしたらいいでしょうか?
掃除などして参拝されると善いとおもいます^^
何時も、有り難う御座います。
掃除とは?どこを、掃除するのですか?
神社ですか?人がいないらしいので可能ですが
例えば、人がいる神社に、掃除ご奉仕を考えていまして、
私の守護神様が祀られてまして、あまり掃除している感が無い神社です。
ちゃんと祝詞挙げているのかも心配です。
一応パワースポットとして上がっいる神社です。
掃除ご奉仕したいですが、どうなんでしょうか?
宜しくお願い致します。
ご質問いただいた「掃除」とは、一般的には物理的な場所の清掃を指しますが、精神的、エネルギー的な清浄化も含まれることがあります。特に、神社などの聖地では、その場の神聖さを保つために、物理的な清掃だけでなく、心を込めた奉仕活動が重要視されます。
ご懸念のある神社について、掃除ご奉仕のお気持ちは非常に素晴らしいと思います。神社があまり掃除されていないと感じられる場合、まずは神社の管理者や責任者にご相談されることをお勧めします。直接、ご奉仕の意志を伝え、許可を得ることが大切です。また、神社によっては、定期的に清掃活動やボランティアを募集している場合もありますので、そのような機会に参加するのも一つの方法です。
神社への敬意と感謝の気持ちを伝えることで、より良いコミュニケーションが図れるかもしれません。