「あなあっぱれ」|カミとヒカリを生み出す言霊
「あな」 という言葉は、「とっても」や「非常に」を表現する強調の意味を持ちます。また、アラビア語では「私」という意味を持ちます。これにより、「私自身が」や「自分の存在そのものが」という強い自己認識と繋がりが表れています。
「あっぱれ」 は、「あはれ」から派生した表現で、心から感じる感動や感謝、畏敬の念を強調する言葉です。これは、しみじみとした感動や敬意が、さらに広がり、天に届くような壮大な感情を示しています。
「あなあっぱれ」 という言葉の組み合わせは、「私自身が、心から晴れ渡るような感動や崇高なエネルギーを感じ、カミとヒカリを生み出す」という意味になります。この言霊は、自己の存在が内側から輝き、宇宙や神と一体になる感覚を表しています。
カタカムナの吉野先生は、「あなあっぱれ」は「転がり出ろ!」の数霊と関係あるとおっしゃっていました。
「あなあっぱれ」とは全く素晴らしい言霊で「転がり出ろ!」の数霊を持っていたのでビックリ!
あっきぃさんは、神を生み出す「お産婆さん」のお役をされた方だなと思いました。
「あなあっぱれ」という言霊は、自己の内なる光を天に広げていく力を現象化しているのだと思います。

「かむながらたまちはえませ いやさかましませ」|神聖な気持ちを想起させる言霊
「かむながらたまちはえませ いやさかましませ」は、「惟神霊幸倍坐世」とも表記されます。日本の神道や自然崇拝に深く根ざした祝詞の一部で、神聖な気持ちを呼び起こす言霊です。
この言霊は古代から神々とのつながりを強化し、魂の成長と繁栄を祈るために唱えられ、ヒーリング効果が高いとされています。
「かむながらたまちはえませ」
- かむながら: 「神様と共に」または「神の御心に従って」という意味。神々と一体になり、神の意志に従って生きることを表す。
- たまちはえませ: 「魂が繁栄しますように」という願いを込めた表現。ここで「たまち」は魂の繁栄を意味し、「はえ」は成長を、「ませ」は敬語で「ください」を意味します。全体で「神様の御心のままに、どうぞ魂を繁栄させてください」となります。
この言葉は、日常の祈りや困難な状況で唱えることで、魂の成長と安定を求めることができるとされています。
「いやさかましませ」
- いやさか: 「ますます栄える」という意味で、すべてのものが繁栄し続けることを願う言葉です。自然界の成長や、個人や共同体の発展を祈ります。
- ましませ: この言葉も敬語で、「どうか神様の加護によって、ますます繁栄し続けますように」という願いを込めた表現です。
神聖な意味の解釈
- かむ: 神の力が目に見えない世界から生まれることを指し、神秘的なエネルギーの源。
- ながら: 細胞の核に力を集め、そのエネルギーを持続させる様子。
- たまち: 分離していたエネルギーを空間にまとめ、持続する力を表す。
- はえ: 生命や成長の象徴で、「生える」「伸びる」ことを意味します。
- ませ: 空間に蓄えられたエネルギーが勢いよく流れることを表現。
- いや: ますます栄える
- さか: 差がついて
- まし: 示された間(空間)の方へ
- ませ: 膨れ上がったエネルギーが勢いよく流れていく
この言霊は、日本の自然崇拝や「カムナガラノミチ」(神と共に戯れながら生きる道)に由来し、古代から大切にされてきました。
また、実際にこの言葉を唱えることで、体調不良が回復したという感謝の声が多く寄せられています。
「ありがとう」「ございます」|大難を小難へ振替える、難切りの言霊
「ありがとうございます」は、単なる感謝の表現を超え、強力な言霊の力が宿る言葉として知られています。「ありがとう」と「ございます」を組み合わせることで、感謝の念がさらに深まり、謙虚さや敬意が強調され、言霊の力が増幅されます。
特に、困難な状況や災難に直面した際、「ありがとうございます」と唱えることで、災難を軽減し、困難をより小さなものに変える力があると信じられています。
「ありがとう」の言霊の解釈
- あ: 高次元のエネルギーを呼び起こす
- り: 物事やエネルギーが離れる
- が: 力が具体的な形をとる
- と: さまざまなエネルギーが統合される
- う: 新たに生まれ出てくる、物事が具体化して現れる
「ございます」の言霊の解釈
- ご: 相手に対する敬意や感謝を表し、エネルギーを高める。
- ざ: 調和と安定を促す力。
- い: 生命の力が満ち溢れ、エネルギーが新たに生まれる。
- ま: 様々なエネルギーを統合し、繁栄と成長を促す。
- す: 流れを生み、物事がスムーズに進むように導く力。
「ありがとう」とともに「ございます」を使うことで、相手に対する感謝の気持ちや、謙虚な姿勢が強調され、さらに強力な言霊の力が加わります。
実践のポイント
このように、感謝の言葉を唱えることで、目に見えないエネルギーや感情がポジティブに変わり、厄災や災難を軽減できるとされます。
病気や事故などの厄災も、目に見えない負のエネルギーが現実化したものであると考えられ、その瞬間に「ありがとうございます~!」と言霊を発することで、その状況を受け入れつつも、その出来事を魂の成長や学びに転換し、大難を小難に振り替えると言われています。
このような言霊の力は、心身の浄化やエネルギーの調整にも使われ、日常生活でもポジティブな変化をもたらします。
「愛」と「あはれ」|心の働きを活性化させる言霊
日本における「愛」という言葉の概念は、現代の私たちが理解するものとは少し異なります。古代から「愛」という言葉自体は存在しており、『古事記』や『万葉集』といった日本最古の文献にも登場します。
しかし、当時の「愛」は、個人の感情に焦点を当てるよりも、より広い意味での「情」や「親愛」、「慈しみ」といった感情を表す言葉でした。現代のようなロマンチックな愛や恋愛を指すものとは異なり、家族や集団、社会とのつながりを重視していたのです。
古代の「愛」と「あはれ」
古代日本では、恋愛や夫婦愛に関する表現はありましたが、個人間の深い情愛よりも、家族や社会的な役割が強調されていました。たとえば、「愛し(かなし)」という表現は、愛情や思いやりを意味する一方で、哀しみや憐れみの感情も含んでいました。このため、現代のような感情的な「愛」ではなく、相手への配慮や慈しみの心、集団の中での調和を重視していたと言えます。
その一方で、「あはれ」という言葉も重要でした。「あはれ」とは、物事に対して心から感じる感動や感謝、畏敬の念を表す言葉です。これは日本独自の情緒的な感覚であり、自然や人々の中に深い感動を見出すものです。平安時代の和歌や物語に多く登場し、特に『源氏物語』などで恋愛感情が表現される際にも、「あはれ」という言葉は多用されました。しかし、それもまた、単に恋愛や情愛を示すのではなく、心の深い感動を伴うものです。
「愛」の進化と西洋の影響
明治時代以降、西洋の「love」という概念が日本に持ち込まれ、「愛」という言葉が個人の感情に焦点を当てる現代的な意味を持つようになりました。それ以前の「愛」は、義理や家族、集団のつながりを表す感情に近く、個人的な恋愛や情愛を強調するものではありませんでした。
このように、西洋文化の影響が日本語の「愛」の意味を大きく変えました。現代の「愛」は、私たちが自分自身や他者との関係性を深め、個人の感情を重視するものとして定着しています。しかし、古代からの「愛」は、もっと広範な感情であり、社会や関係性を重視したものです。言い換えれば、日本の「愛」は時代とともに形を変え、現代に至っているのです。
言霊としての「アイ(あい)」の力
「アイ」には「感じるココロのエネルギーが束に成ってハタラク」という波動のチカラが宿っています。
「アイ」は漢字で書いたら「愛」となり、「旡」「心」「夂」の組み合わせによるもの。
「旡」は人間が後ろを向く姿
「心」は心臓のカタチ。
「夂」はヒトの足をあらわします。
つまり「愛」とは、立ち去ろうとして後ろに心がひかれる人の姿であり、その心情を「愛」といい、”いつくしむ”の意味となります。
こうした「愛」には、現代的な意味では切なさや寂しさも含まれることが分かります。
一方、言霊としての「アイ(あい)」は、感じるエネルギーを活性化させ、自分自身や周囲の人々、さらには社会全体にも大きな影響を与える力を持ちます。
「あはれ」と「愛」の融合
「あはれ」と「愛」、これらはどちらも日本の心の働きを表す言霊です。「あはれ」は、自然や人々との深いつながりを感じ取り、感動や感謝を生む言霊です。
一方で、「アイ(あい)」は、私たちがその感動やつながりを行動に変え、エネルギーとして発揮するための言霊です。
現代に生きる私たちがこの二つの言霊を理解し、日常生活に活かすことで、心を豊かにし、人とのつながりを深めることができます。
そして、その結果、私たちの内面が癒され、幸福と調和に満ちた世界を創造する力となるのです。
まとめると、「愛」という言葉は日本に元々存在していましたが、その意味は時代とともに変化しました。古代の「愛」は、社会的・集団的な情愛を示していましたが、現代の「愛」は、個人の感情に重きを置いた概念となりました。
それでも、「あはれ」や「アイ」の言霊を通じて、心の働きを活性化させ、私たちが真に感じる愛の力を引き出すことができるのです。
かむながらたまちはえませ いやさかましませ~
水谷 拝
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