あなあっぱれ!
言霊ヒーリング協会®代表 水谷 です^^

本日は、ホツマツタエとヲシテ文字に伝わる「アワウタ」についてお話していきます。アワウタとは、日本語の48音を一度ずつ用いて構成された、天地を繋ぐ神聖な歌です。
古代文献『ホツマツタヱ』に伝承され、漢字が伝わる以前の神代文字「ヲシテ文字」で記された、日本語と言霊の根幹にある歌とされています。
アワウタは、ただの古代の歌ではありません。天地創造、陰陽調和、言葉の調律、身体のめぐり、五臓六腑、フトマニ、ヲシテ文字、母音と父音、太陽と植物のサイクル、そして人のイノチの働きまでを含んだ、たいへん奥深い「言霊の歌」です。
なんだかスゴイ話になってきましたね(笑)でも大丈夫です。ちんぷんかんぷんでも、まずは「アワウタは、心と身体を整える48音の歌なんだな」くらいで受け取っていただければ大丈夫です。
アワウタとは何か?

アワウタとは、ホツマツタエに伝わる48音の歌であり、天地を繋ぎ、心身を調律し、言葉を正すための言霊です。漢字で書くと「天地歌」とも表されます。
「アワ」とは天地のことで、「ア」は天を創造する陽の属性、「ワ」は地を創造する陰の属性をあらわすとされます。ア・イ・ウは、空・風・火に通じる陽のはたらき。エ・オは、水・埴(土)に通じる陰のはたらき。この天地創造の母音が短縮され、一つに結ばれた言葉が「アワ」なのです。
つまりアワウタとは、天と地、陽と陰、父と母、魂と身体、言葉と生命を結び直す歌です。
ホツマツタヱに伝わるアワウタは、天地歌であり、陽陰歌であり、根源の歌であり、陽陰和合の歌であり、調和の歌であり、不調和を直す歌でもあります。
また、発現の歌、生み現す歌、創造の歌、もの結ふミチとも伝わります。「もの結ふミチ」とは、何かを言う方法、言葉を放つ方法、何かを結ぶ方法、何かを生む仕組み、創造システムのこと。
つまりアワウタは、イノチがこの世界にものを結んでいくためのミチなのです。
アワウタの歌詞

アワウタは、次の48音で構成されています。
アカハナマ イキヒニミウク
フヌムエケ ヘネメオコホノ
モトロソヨ ヲテレセヱツル
スユンチリ シヰタラサヤワ
この48音は、日本語の音の原型を一度ずつ含む歌とされ、上の二十四音をイザナギ、下の二十四音をイザナミが歌い連ねて完成させたと伝えられています。
イザナギは陽、父性、太陽、父音のはたらき。イザナミは陰、母性、月、大地、母音のはたらき。この二柱の神の響きが結ばれて、アワウタは完成するのです。
アワウタの神話と伝承

伝承によれば、イザナギとイザナミの時代、人々の言葉がたいへん曇り、意思疎通が困難になり、それに伴って人の心も荒れ、健康を損なう者が多くいたとされます。そこで二柱の神は、人々の言葉と心を正そうとしてアワウタを作り、諸国を巡って教え広めました。すると、人々の心の曇りが取り払われ、民のあいだに美しい言葉が戻り、秩序ある豊かな国ができたと伝えられています。
これはとても大切なところです。言葉が曇ると、心が曇る。心が曇ると、身体も曇る。身体が曇ると、人と人との関係も乱れる。つまり、言葉はただの道具ではなく、国を整え、身体を整え、人の魂を整えるものだったのです。
さらに、その御子であり、伊勢神宮に祭られている太陽神アマテル、つまり天照大神は、毎朝、国民の幸せを祈り、宇宙の中心に祈りを捧げる日課として、このアワウタを歌っていたとも伝えられます。
私たちが神社で参拝するときに行う二拍手、柏手は、アマテルが二拍した後にこの歌を歌っていたことが元になっているとも言われています。
もちろん伝承としての解釈ではありますが、神社で手を合わせること、声を整えること、祈りを天地へ通すことが、アワウタの世界観と深くつながっているのは、とても面白いところです。

フトマニとアワウタの関係

アワウタを理解するうえで、フトマニとの関係も大切です。
私の感覚では、フトマニは私たちの住む宇宙の法則を二次元化したモノ。ヲシテ文字は、霊的なヒトの生命の仕組みをカタチにしたモノ。そしてアワウタは、音、リズム、音階の組み合わせにより、多次元にフトマニをあらわすモノです。
つまり、フトマニとアワウタは互いが互いを補い合い、高め合う関係にあります。
フトマニが図だとしたら、アワウタは響き。フトマニが宇宙の設計図だとしたら、アワウタはそれをイノチに響かせる歌。ですので、フトマニが何かをまったく知らずにアワウタを歌っても、その本来もつチカラは発現しにくいのかもしれません。アワウタの中枢にはフトマニがある。そのことを知ることで、アワウタははじめて、陽陰、日月を調和する歌としてイノチへ響いていくのです。
「知る=できる」。この宇宙法則で、知るコトはできるコトへとつながっていきます。
ヲシテ文字とアワウタ

ヲシテ文字の最大の特徴は、一つの文字の中に「母音」と「父音」の要素を含んでいる点です。母音とは母の音、空間のはたらき。父音とは父の音、時間のプロセスのはたらき。父が種を与え、母がそれを胎内で育むように、父音の創造力と母音の受容力が結びついて、初めて生命ある言霊が生まれます。
アワウタの48音は、まさにこの天地、陰陽、父母の調和そのものを表す象徴的な歌です。
父音だけでは音になりません。母音だけでは動きが生まれにくい。父音と母音が結びついて、はじめて一つの音、一つの生命ある響きになります。
これは、イザナギが発する父音的なエネルギーを、イザナミが母音的に受け容れ、形を整えることで、言葉や生命が生み出されるということでもあります。
母音とは何か|母なる空間・五大元素

フトマニ、言霊の叡智において、母音と父音は、この宇宙を構成する空間と時間を象徴する最も重要な要素です。母音は空間、場、受け取る器。
父音は時間、プロセス、そこに働きかける力。この二つが結びつくことで、48音の言霊は生命の響きとして現実世界に立ち上がります。
母音であるア・イ・ウ・エ・オは、宇宙空間を満たす五つの根本的な法則、五大元素を象徴する母態です。母音は受け取る性質を持ち、発声時の口の形と連動して、音がどのような質の場で響くかを決定します。
ア段は空。一全全一の法則です。開放的で広がる口の形。すべての始まり、無限の可能性、宇宙の根源をあらわします。「アー」と声を出すと、口が大きく開き、空へひらく感じがします。
イ段は風。整理浄化の法則です。すぼめて鋭く吐く口の形。動き、変化、柔軟性、知性をあらわします。
ウ段は火。顕現活動の法則です。しっかり閉じてから開く口の形。情熱、変容、爆発的なエネルギーをあらわします。
エ段は水。創造進歩の法則です。滑らかに広がる口の形。深い慈愛、順応性、感情の浄化をあらわします。
オ段は土、または埴。調和完成の法則です。安定感のあるどっしりとした口の形。根を張る力、安定、具現化をあらわします。
つまり母音は、音がどのような場で響くかを決める、母なる空間です。
父音とは何か|父なる時間・生命の成長プロセス

父音、つまり子音は、母音という空間に働きかける作用であり、生命が時間をかけて形を変えていく現象化の時間相を表します。父音は開く性質を持ち、発声時の舌の動きとも連動し、植物が種から育ち、花を咲かせ、実を結び、また種へと還る10段階の成長サイクルとして象徴されます。
父音の10文字は、太陽が昇ってから沈むまでのエネルギーを10等分した循環を表していると考えられます。これは太陽の力、父音の力、意志の力。そしてこの太陽のはたらきと、植物の成長プロセスは深く結びついています。
ア行は種。生命の可能性が目覚める段階で、「はじまる」働きです。
カ行は発芽。種が芽を出し、地上に顔を出す初期成長段階で、「つなぐ」「のびる」働きです。
ハ行は葉。葉が開き、光合成が広がる段階で、「ひらく」働きです。
ナ行は蕾。花を咲かせるためのエネルギーが集積される段階で、「かさなる」働きです。
マ行は根。根が深く入り、基盤が強固に安定する段階で、「ねざす」働きです。
タ行は開花。花が咲き、生命力が最盛期を迎える段階で、「かける」働きです。
ラ行は落花。花が散り、エネルギーが螺旋状に収縮し始める段階で、「ちる」働きです。
サ行は結実。新しい形、実が創られ、成熟へと向かう段階で、「しずまる」働きです。
ヤ行は成熟。実が完全に成熟し、次世代への準備が整う段階で、「のぼる」働きです。
ワ行は新サイクル。エネルギーが凝縮され、次の生命サイクルへと還る段階で、「おわる」働きです。そして、おわりはまた、はじまりでもあります。
植物は太陽が昇ると葉を開き、太陽の光を受けてエネルギーを高めていきます。そして夜になり、太陽が沈むと、そのエネルギーは静まり、内側へ戻っていきます。
植物は時計を持っていません。でも、太陽を知っています。光を知っています。時間を知っています。開くときと、閉じるときを知っています。
すごいですね…。私たち人間のほうが、よっぽど分からなくなっているかもしれません(笑)
古代の人々は、太陽の位置によって変化するエネルギーと、植物の成長プロセスが連動していることを、身体で知っていたのだと思います。そして、その自然界のサイクルを、ヲシテ文字の10個の父音に込めた。
そう考えると、一音一音が、ただの音ではなく、宇宙の座標のように見えてきます。
アワウタはただの音の並びではなく、太陽と植物とヒトのイノチを結ぶ、宇宙の歌なのです。
アワウタとヰクラムワタ|五臓六腑を調和する歌
アワウタというのはもともと、ヰクラムワタを調和するモノとしてホツマツタヱに伝わっています。ヰクラムワタとは、現代風にゆうなれば五臓六腑、内臓全体を指す言葉です。
ヰクラとは、五つの方位を治める神のはたらき。東、西、中央、南、北。ムワタとは、六つの臓器。中子、キモ、ヨコシ、フクシ、ムラト、ヨクラ。現代的にゆうならば、心、肝、脾、肺、腎、そして胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦のハタラキです。
ヰクラの五つの方位は、東洋医学の木火土金水にも対応しているように見えます。中国発祥と言われる経絡理論が、実は3000年以上前から日本国にあったのではないか? そんなふうに思うと、やっぱり古代日本、あなあっぱれです。
話を戻します。今回のテーマである、ヒトのイノチとは何なのか?
実はその正体とは、内なる神のはたらきに他なりません。内なる神とは、私たちのイノチを常日頃支えているヰクラムワタ、五臓六腑であり、私たちの細胞内に存在する生命エネルギーそのものです。細胞は、今日も働いてくれています。心臓は動き、肺は呼吸し、胃腸は消化し、肝臓は黙々と働き、腎臓は水を整え、身体はなんとか私たちを生かそうとしてくれています。
なのに私たちは、つい「なんでこんな身体なんだ」「また疲れた」「もっと頑張れ」「ちゃんとしろ」と、身体を責めてしまう。ごめんね、身体さん。ほんとうは、ずっと働いてくれていたんですよね。そのような内なる神のはたらき、ヰクラムワタを調和に導くのが、アワウタです。
アワウタは歌う漢方薬
アワウタは、単なる発声練習や言葉の羅列ではありません。48の音が持つ言霊の響きによって五臓六腑を整え、魂を浄化する、医療的な儀式として伝えられてきた面もあります。言い方を変えるなら、アワウタは「歌う漢方薬」のようなものです。
この心地よい言霊を声に出して歌うと、その振動が身体中を駆け巡り、身体のめぐりが整い、病を知らず長生きできると信じられてきました。現代のヲシテ研究家や実践者の間でも、アワウタを唱えることで脳や内臓が振動し、健康増進やストレス解消につながると感じる方がいます。
もちろん、ここで大切なのは、アワウタが病気を必ず治すと断定することではありません。強い不調や病気がある場合は、医療機関で確認することも大切です。そのうえで、アワウタを唱えることは、自分の身体に「いつもありがとう」と声をかけるような、心身の調律の時間になります。身体を責めるのではなく、身体と仲直りする。ここに、アワウタのやさしい力があります。
アワウタの効果とベネフィット
アワウタの効果は、ひとことで言えば、心・身体・言葉・行動のズレを整え、本来の自分へ戻ることです。特に現代人にとって、アワウタはとても大切な意味を持ちます。今の時代、情報はたくさんあります。学びもたくさんあります。講座も、動画も、SNSも、AIもあります。でも、なぜか現実が動かない。学んでいるのに動けない。知っているのにできない。発信したいのに止まる。受け取りたいのにお金を受け取れない。本音を言いたいのに喉が詰まる。誰かを癒したいのに自分責めが止まらない。
これは、才能がないからではありません。根性が足りないからでもありません。身体が、まだ安心していないのです。呼吸が浅い。胸が固い。お腹が重い。肩に力が入っている。喉が閉じている。足が地についていない。この状態で、「夢を叶えよう!」「発信しよう!」「お金を受け取ろう!」と言っても、身体はビックリします。「え、ちょっと待って。まだ怖いんですけど…」となります。
そんなとき、アワウタです。アワウタをゆっくり唱える。音が身体に響く。呼吸が戻る。胸が少しゆるむ。お腹が落ち着く。足元に意識が戻る。自分の中心が、ふっと立ち上がる。すると、不安で止まっていた人が、身体から安心して、小さく動けるようになる。ここが、アワウタの現代的な意味だと思っています。アワウタは、現実逃避の歌ではありません。むしろ、身体から現実に戻る歌です。
アワウタの唱え方

日々の生活の中で、心が疲れたり、身体の滞りを感じたりした時は、誰もいない静かな場所で、アワウタを声に出して唱えてみてください。最初は不思議な呪文のように感じるかもしれませんが、一定のリズムで「ア、カ、ハ…」と唱えていくうちに、次第に心と身体が温まり、瞑想的な安らぎに包まれることがあります。
やり方は難しくありません。まず静かに座ります。胸やお腹に手を当てます。ふっと息を吐きます。そして、今日の自分の身体に向けて、ゆっくり声を響かせてみます。うまく唱えようとしなくて大丈夫です。音程が違っても大丈夫。途中でつかえても大丈夫。意味が全部わからなくても大丈夫。まずは身体に響かせること。胸に手を当てて、お腹に手を当てて、今日も働いてくれている身体に「ありがとう」と声をかけるように唱えること。それだけでも、何かが少し変わります。
アワウタを唱えるときに大切なのは、口・心・行いを一つにすることです。言葉にすることを理解し、心を込めて、行動に移す。これが言霊の基本です。口だけで唱えるのではなく、心で受け取り、身体で響かせ、日々の行いへつなげる。そうしてはじめて、アワウタはイノチへ響いていきます。
アワウタを5行で言うと
アワウタは、ホツマツタエに伝わる日本語48音の天地歌です。ヲシテ文字の母音と父音によって、空間と時間、陰陽、天地の調和をあらわします。フトマニの宇宙法則を音とリズムで身体に響かせ、ヰクラムワタ、つまり五臓六腑のはたらきを整える歌とされます。唱えることで、心・身体・言葉・行動のズレに氣づき、自分の中心へ戻りやすくなります。不安で止まっている人が、身体から安心して小さく動き出すための48音の言霊です。
まとめ|アワウタはイノチの響きを取り戻す歌
アワウタは、天地歌であり、陽陰歌であり、根源の歌であり、陽陰和合の歌であり、調和の歌であり、不調和を直す歌。そして、もの結ふミチです。母音という母なる空間に、父音という父なる時間が結ばれ、48音の言霊として、ヒトのイノチへ響いていく。フトマニは図として宇宙の法則をあらわし、ヲシテ文字は霊的なヒトの生命の仕組みをカタチにし、アワウタは音とリズムによって、その叡智を身体に響かせる。
難しく考えすぎなくても大丈夫です。まずは、ひと声。今日の身体に、今日のイノチに、やさしく響かせてみてください。不安で止まっていた人が、身体から安心して、小さく動けるように。自分責めをしていた人が、「身体さん、ありがとう」と、自分のイノチに感謝できるように。本音が言えなかった人が、自分の声を思い出せるように。
あなたが声という器を通してこの宇宙の響きを降ろす時、あなたの身体は神聖な調律を受け、本来の輝きを少しずつ思い出していきます。どうか、ご自身の放つ言霊の力を信じ、命の光を美しく循環させてください。
この響きを、心・言葉・行動、つまり三密を一致させて響かせるとき、それは人の中に眠る意志の目覚め、本来の自分として立ち上がる力を呼び起こす、神聖な創造儀式となるのです。
式であらわすと
母音、空間、器 × 父音、時間、変容プロセス → 太陽的原理、顕現力による現象、現実の結実。
この空間と時間が交わる座標である音に、私たちの内側から発せられる太陽的原理、見えないものを現象化させる光が当たることで、音は単なる空気の振動を超え、現実を動かす力強い言霊として立ち上がります。
かむながらたまちはえませ
いやさかましませ~
水谷哲朗(あっきぃ)拝
さあ、あなたもアワウタを歌い、舞踊ってみませんか?
アワウタは、ただの歌ではなく、心身の調和を図るための古代からの知恵です。毎日少しずつ取り入れることで、自然とのつながりを感じ、心も体もリフレッシュできるでしょう。
日々の暮らしの中で、静かなひとときを持ち、宇宙と響き合うことで、言霊の力が宿る美しい日本の未来をともに築いていきましょう。
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