あなアッパレ!
言霊ヒーリング協会®代表 水谷 です^^

本日は「アワウタ」について解説していきます。
フトマニを歌にしたアワウタ
アワウタはイサナギ、イサナミが民衆の言葉の乱れをなおすために歌われたとされるものです。
イサナギとイサナミがアワ歌を各地で歌いながら教えていくことで、民は健康にもなり、言葉も統一され、国も安定していったという素晴らしい逸話も残っています。
あかはなま いきひにみうく
ふぬむえけ へねもおこほの
もとろそよ をてれせえつる
すゆんちり しゐたらさやわ
天の響き「ア」の音からはじまり、地の響き「ワ」の音で終わるアワウタ。
アワウタを歌うことで、天から地へ、地から天へとエネルギーの循環が巻き起こり、自然と声もハッキリ出るようになり、身体も心も整えられていくとされています。

アワウタは、フトマニをウタにしたもので、ヰクラムワタヲを調和すると言われています。
ヰクラムワタヲは現代風にゆうなれば五臓六腑(内臓全体)を指す言葉。
ヰクラの「五つの方位」は東洋医学の「木火土金水」に対応しており、中国発祥と言われる経絡理論が、実は何千年も前から日本にあったのではないかと思われます。
ヰクラとは
ヰクラとは、五つの方位を治める神のはたらき(東・西・中央・南・北)
ヰクラは「五つのクラ」という意味があり、精神的なことを指します。
「クラ」は目に見えないものを表した言葉であり、光が少なくものが見えない状態を「暗い」と言い、見えないようにしまっておく場所のことを蔵(倉)と言います。
「五つのクラ」にはココロバ、ミヤビ、タマ、シヰ、シムがあります。
ムワタとは
ムワタとは、六つの臓器。中子(心)・キモ(肝)・ヨコシ(脾)・フクシ(肺)・ムラト(腎)・ヨクラ(膵臓)
ムワタは「六つのワタ」という意味があり、内臓のことを指します。
ムワタにはフクシ(肺)、ナカゴ(心臓)、キモ(肝臓)、ヨコシ(脾臓)、ムラト(腎臓)、ワタ(腸)があります。
ヲ
最後に、ヰクラムワタヲの「ヲ」はタマノヲ(玉の緒)のこと。
「タマノヲ」は、タマとシヰとを結ぶはたらきをします。
アモト(大宇宙の中心)からタマが降され、クニタマ(地球)からシヰ(肉体)が与えられ、タマはタマノヲを介してシヰと結ばれていると考えられていました。
従って、タマシヰ(魂)とはこれらが一つに合わさった言葉です。

ヰクラムワタヲ
「ヰクラムワタヲ」は、人間を物質と精神の両方から認識している言葉であり、「五つのクラ」と「六つのワタ」と「ヲ」のことを指します。
アワウタを歌おう
アワウタを歌えばその心地よい波動が身体(からだ)中を駆け巡り、血行がよくなり、病をしらずに長生きできると信じられています。
実際、クライアント様から「毎朝アワの歌を歌いますと、パニックが軽減し、薬無しで一人で電車に乗れるようになりました」との報告も頂いています。
アワウタは日本人の祖先であるイサナギ・イサナミが文字の読み書きとともに広められたとされています。
アワは、漢字で書くと天地(アワ)となり。
ア・ワというのは、「空風火(あいう)」と「水土(えお)」の天地創造の母音が短縮され一つになったもの。
「空風火(あいう)」-『陽』の属性で『天』を創造
「水土(えお)」 -『陰』の属性で『地』を創造
ホツマツタヱによれば、イサナギ・イサナミの時代に、民の言葉がたいへん曇ってきたので、それを直そうとしてこの歌を歌いました。
アワウタの効果としては、言葉を直し、五臓六腑を整えると記されています。また五臓六腑と盗み・色欲・騙しという不徳な行いとの関係も記されています。

上の二十四声をイサナギが歌い、下二十四声をイサナミが歌い連ねて、アワウタを教えて諸国を巡りました。そのおかげで、民の心の曇りもとりはらわれ、民のあいだに美しい言葉が戻り、秩序ある豊かなオオヤマト(日本国)ができたそうな。

イサナギ・イサナミの御子であり、伊勢神宮の内宮に祭られているアマカミ・アマテル(天照大神)は、毎朝に、国民の幸せを祈ることを日課とされていました。
冬の雪降るどんなに寒い日でも、地面に伏してお祈り下さいます。それは、国民の幸せを願ってのことで、宇宙の中心に祈りを捧げて下さいました。
その時、二拍手された後に歌われていたのがアワウタで、神社参拝で行う二拍手は、アマテル(天照大神)の作法がもとになっていると伝えられています。
あなたの言葉を大切に。
アワウタを唱えることで宇宙と共鳴し合い、体の調和、家庭という小さな国の調和から築いていけたらいいですね。






かむながらたまちはえませ いやさかましませ~
水谷 拝
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