私たちの身体は「小宇宙」とも呼ばれ、星々のリズムと共鳴する存在です。惑星の公転周期を音として捉えると、身体の固有振動と驚くほど重なり合うことがわかります。
〜宇宙サイクルと私たちのアストラル体〜
惑星の公転周期を音に変換する
地球が太陽を一周するのに 1年(約3,155万秒) かかります。同じように他の惑星もそれぞれのリズムを持っています。
この「リズム」を音の高さ(周波数)に直すととても低い音になりますが、そのままでは人間には聞こえません。そこで音を2倍ずつ上げる「オクターブ移動」を繰り返すと、170〜300Hzくらいの、人の声や楽器が自然に響く高さになります。
ポイント: 星のリズムを音に変えると、私たちの声や身体が心地よく響く高さに重なるのです。
惑星の公転周期(1オクターブ下げ版)
惑星 / 周期 | 基本周波数 (Hz) | 可聴化 (Hz) |
---|---|---|
水星 (0.24年) | 1.32×10⁻⁷ | 283.5 |
金星 (0.62年) | 5.11×10⁻⁸ | 219.5 |
地球 (1年) | 3.17×10⁻⁸ | 272.2 |
火星 (1.88年) | 1.69×10⁻⁸ | 289.6 |
木星 (11.9年) | 2.66×10⁻⁹ | 183.0 |
土星 (29.5年) | 1.07×10⁻⁹ | 295.3 |
天王星 (84年) | 3.77×10⁻¹⁰ | 207.4 |
海王星 (165年) | 1.92×10⁻¹⁰ | 211.2 |
冥王星 (248年) | 1.28×10⁻¹⁰ | 281.0 |
歳差運動 (25,920年) | 1.22×10⁻¹² | 172.1 |
身体と惑星音の対応表(172–295Hz帯)
身体部位 | 惑星(周波数) | 音階 | 共鳴・意味 |
---|---|---|---|
骨 | 歳差運動(172Hz) | Do基音 | 骨格の安定、グラウンディング |
筋肉 | 金星(220Hz)、天王星(207Hz)、海王星(211Hz) | La, Sol | しなやかさ、感情の流れ、愛と受容 |
血液・体液 | 木星(183Hz)、地球(272Hz)、冥王星(281Hz) | Fa, Do | 循環、生命エネルギー、変容 |
神経系・脳 | 水星(284Hz)、火星(290Hz)、土星(295Hz) | Do, Re, La | 思考、行動、自制心 |
心臓・胸郭 | 地球(272Hz)、金星(220Hz) | Do, La | 生命の拍動、愛と共鳴 |
つながり
- 骨=大周期(172Hz)
25,920年の長い歳差周期が骨格の基盤を揺らし、大宇宙と小宇宙の一致を示します。 - 筋肉=金星・外惑星(207〜220Hz)
柔らかさや感情の流れを整え、愛と受容のエネルギーをもたらします。 - 血液・体液=木星・冥王星・地球
循環と変容を司り、星のリズムを全身に運びます。 - 神経系=水星・火星・土星
思考や行動をコントロールする周波数で、土星の音(295Hz)は境界と規律の象徴です。 - 心臓=地球と金星
心臓の拍動と愛の共鳴を示し、宇宙と自分のリズムが重なる場所です。
アストラル体と惑星リズム
私たちの身体には肉体だけでなく、心や感情を司る「アストラル体」と呼ばれるエネルギー層があると伝えられています。
アストラル体は、フランスの神秘主義者エリファス・レヴィの「アストラル光」の概念に由来し、感情・潜在意識・記憶のフィールドともいわれます。
- 感情の源:喜び・悲しみ・希望・怒りなど、日々の感情を映し出す層。
- 感覚の受信機:肉体の感覚器を通じて世界を知覚する際、アストラル体が「好ましい/好ましくない」を判断する。
- 宇宙との媒介:アストラル界(グラマー=幻惑の界)とつながり、夢や直感、サイキック体験の舞台になる。
惑星のリズムを音に変換したとき、私たちの身体の振動だけでなく、このアストラル体も共鳴します。
なぜなら、感情や潜在意識の波動は「音」によって大きく揺さぶられやすいからです。星々の周波数を声や音楽で響かせると、アストラル体が整い、心が澄み渡る感覚が生まれるのです。
実践のヒント
- 声を使う
自分の声はアストラル体に最も直接響きます。惑星音や言霊を唱えることで、感情の澱が浄化されます。 - 音楽・楽器
惑星周波数に近い音を楽器で響かせると、心身の共鳴だけでなくアストラル体もバランスが取れます。 - 瞑想・リトリート
静かな呼吸とともに「宇宙と響き合う音」に意識を合わせると、アストラル界と調和しやすくなります。
「惑星リズム × 身体振動 × アストラル体」
この三位一体の共鳴を意識することで、私たちの「小宇宙」はより調和的に輝いていきます。
まとめ
私たちの身体は、骨や筋肉、血液や神経といった物質的な器官だけでなく、心や感情を宿すアストラル体を含めた「小宇宙」として成り立っています。惑星のリズムを音に変換したとき、その周波数が私たちの固有振動に重なり、肉体とアストラル体の両方に響いていくことがわかります。
声を発すること、音を奏でること、瞑想や祈りで音に意識を合わせることは、単に心地よさを生むだけでなく、アストラル体を整え、感情を澄ませ、宇宙との調和を深める実践となります。
惑星リズム × 身体振動 × アストラル体
この三つが共鳴するとき、私たちは宇宙とひとつにつながり、自分自身をより大きな循環の一部として生きることができるのです。
日々の生活の中で、星々の響きを思い出し、声や音を通じて自らを調律する。その積み重ねが、心身の健康と魂の成長を同時に育む鍵となるでしょう。