カゴメカゴメ~
籠の中の鳥は~
いついつ出やる~
夜明けの晩に~
鶴と亀が統べった~
後ろの正面だあれ~?
カゴメカゴメに秘められた火水(ひみつ)とは・・・!?
火が司る「循環」の五芒星(鶴)
か→火(ひ) は霊(ひ)であり、姿カタチなき霊的本質を示します。

画像:千と千尋の神隠し
五芒星はソロモンの星、六芒星はダビデの星とも呼ばれます。ソロモンの星は呪術を封じる護符、ダビデの星は呪術を召還する呪符でもあるそうです。
イスラエル王ダビデ(父)ソロモン(息子)
☆ 五芒星は相生と相克=循環を表わす
古代中国の宇宙生成論=陰陽五行説では、万物を「木火土金水」の五つの属性に分け、その相生と相剋によって森羅万象を読み解きます。
五芒星の形状は、陰陽五行の「相生」と「相克」から二つ造られます。
それが五角形と、星型です。五角形の頂点は木から始まり、右回りに火→土→金→水と対応し陰陽道の五行になります。「相生」は無限の生成。
「相剋」は無限の対立を意味し、永遠の循環を表わします。木が火を生み。火が土を生み…という相生の関係。
木は土に克ち、土は水に克ち…という相克の関係を表現します。まさに、宇宙のエネルギーの「循環」。触れるものを浄化し、使うもののパワーを増幅するのです。
この陰陽五行説は、日本に入り陰陽道として大成し、担い手を陰陽師といいました。
だから、五芒星は日本で陰陽師の安部晴明の紋章「晴明桔梗」となっているのです。中国・日本の五行の特徴は、木-生命 火-結合 土-空間 金-物質 水-移動 に対応していること。物質主観である西洋の四大(地水火風)・インドの五大(地水火風空)にはない、「木」に象徴される生命の要素が含まれ、相互作用、輪廻の考えが入っているのが特徴。
ここでいう相互作用とは、5辺を順に右回りする五行「相性」(左の性が右を支える)と、一つ飛ばした次の角を結ぶ対角線の五行「相剋」(左の性が右を押さえる)の関係です。
なお、五行相剋を順に結ぶと、一筆描きで五芒星の形ができます。
*五行相生
木生火 木を擦り合わせて火をおこし、火に木をくべて大きくする
火生土 火が燃えると灰ができ、土に戻る
土生金 土の中で金属ができ、それを掘り出す
金生水 金属を空気にさらすと湿気が結露して水滴となる
水生木 木は水を吸って養われ育つ*五行相剋
木剋土 木は根を張って土中の養分を吸い上げ、土がやせる
土剋水 土は水の流れを遮り、堰とめる、土がが入ると水は汚れる
水剋火 水を掛けると火は消える
火剋金 火は金属を溶かす
金剋木 金属は斧となって大木をも切る
水が司る「共生」の六芒星(亀)
み→水(み) は結びであり、霊を產霊(むすひ)姿カタチある物質を示します。

画像:千と千尋の神隠し
●六芒星(Hexagram)は、正三角形(△)と逆三角形(▽)を組み合わせた図形で、
上向きの正三角形(△)は「能動的原理」を表し、
下向きの正三角形(▽)は「受動的原理」を表わします。それは、陰と陽、光と闇、プラスとマイナス、上昇と下降、柔と剛、火と水、創造と破壊、拡張と収縮、右回転と左回転、顕在意識と潜在意識、男性性と女性性…、といった相対するエネルギーの象徴であり、
この2つの正三角形(△と▽)が合体した「六芒星」は、「相対するエネルギーの調和」という意味合いを明確に表現しています。
●「六芒星」は、一般に「ダビデの星」とか「ユダヤの星」とも呼ばれていますが、
西洋では古くから「魔除けのシンボル」として使われ、錬金術においては、この図形は「真の知恵」を授けてくれる「賢者の石」を象徴しています。
↑イスラエルの国旗
●ところで、大自然界には「六角形(Hexagon)」の形状がよく見られます。雪の結晶は、非常に美しい六角形の花模様をしています。ミツバチの巣の穴も六角形です。
その他に、カメの甲羅や、蝶やトンボなど昆虫類の複眼、細胞やウイルスの世界でも六角形を見ることができます。今を時めくフラーレンやナノチューブなども六角形の世界です。
↑下段中央の“謎の物体”はトンボの「複眼」の拡大写真です。六角形の「個眼」が隙間なくびっしりと並んでいます。
●「六角形」は、大自然界の秩序に適合した形(力学的構造)で、最も安定した力(パワー)を発揮するともいわれています。
「六角形(六角柱)」を並べた構造はとても強く、「ハニカム構造」と呼ばれて新幹線や飛行機などの構造体にも使われています。
※ 「ハニカム」とは英語で「蜂の巣」という意味。
↑ハニカム構造
●ちなみに、形而上学・神秘学の世界において「6」という数字は「調和と安定」を表す数とされています。
引用:https://inri.client.jp/hexagon/floorA7F/_floorA7F_hexagram.html
【補足】火(カ)+水(ミ)=△+▽=カゴメ、ダビデ紋の六芒星、水の結晶=人間(人体の70%は水)
蜂の巣がどんどん大きくなれるのは六角形だからです。五角形では広がれません。
カゴメカゴメの言霊
上記のようにカゴメカゴメとは、六芒星の象徴である人間(人体の70%は水)を意味する言霊。
カゴメウタは、鶴(火△五芒星)と亀(水▽六芒星)を統べることにより、神聖(ヒカリ、七芒星)を目覚めさせる、内なる和合の言霊だったのです!
もう一度分かりやすくまとめてみます。
「火」は陽。「循環」の五芒星(鶴)
「水」は陰。「共生」の六芒星(亀)
この「五」「六」というのが今回の天の岩戸開けの仕組みらしく、わたしが言霊を学んでいる日月神示に何度もそのコトが書かれています。
第03巻 富士の巻 第4帖
「一二三(ひふみ)の仕組が済みたら三四五(みよいづ)の仕組ぞと申してありたが、世の本の仕組は三四五の仕組から五六七(みろく)の仕組となるのぞ、五六七の仕組とは弥勒(みろく)の仕組のことぞ、獣と臣民とハッキリ判りたら、それぞれの本性出すのぞ、今度は万劫末代のことぞ、気の毒できるから洗濯大切と申してあるのぞ。」
【解説】一二三(ひふみ)、三四五(みよいづ)、五六七(みろく)は下記のようなイメージです。
一二三(ひふみ) 一次元(線)、二次元(面)、三次元(立体)
三四五(みよいづ)三次元(身)、四次元(幽界)、五次元(神霊)
五六七(みろく) 五次元(循環)、六次元(共生)、七次元(ヒカリ)
引用:「三四五」神政から「五六七」神政へ
三(身)を失えば⇒四五(死後)の世界に上がっていきます。
つまり、カゴメウタが示すような、五芒星(火△鶴)と六芒星(水▽亀)を内側で統べることにより、七芒星が示す意識変革(七次元の光りに包まれる)が起こっていくのです。
そのようにカゴメウタが伝えるヒミツ(火水)とは・・・、
五芒星と六芒星を統べる、まさに火水(カミ)の経綸そのものだったのです。
カミ(火水)とは偶像の産物ではなく、大自然の恵みを「カ(火)ミ(水)」といい、そこには言葉を創造されたご先祖様の深いアイと叡智が込められているのです。
「夜明けの晩に~」
明るくなる前は一度暗くなったように思える。(ヒカリを感じるため、一時こころ暗くなるような事件が起こる場合も)
後ろの正面だあれ
それは七次元のあなた。ヒカリ(七芒星)に包まれた自己とご対面。

2016年 剣山山頂
光輪(グローリー):太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。ブロッケン現象ともいう。
カ(火)ミ(水)とは
カ(火)ミ(水)とは、ほんらい二つで一つのモノです。
火(カ)は単独で活動することはできません。水が氣体になった酸素があってこそ燃え立つことができるのです。
同じように、水(ミ)も火がなければ変化(固体⇒液体⇒氣体)することができません。火があるからこそ生命の産霊、イノチを繋いでいくことができるのです。
おまけ
少し深い話になりますが、五芒星は、日月神示を降ろした大元の存在「艮の金神」(ウシトラノコンジン)のチカラが宿り、六芒星は、△+▽=由+甲=申、「未申の金神」(ヒツジサルノコンジン)のチカラが宿るとの情報もあります。(艮の金神の妻神)
※日月神示、神事の理解には時が必要になりますので、必要な方は下記リンクをお読みいただくとさいわいです。
金星の神、艮の金神
かむながらたまちはえませ いやさかましませ~
水谷哲朗 拝
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