2014年は弘法大師が、四国霊場88ヶ所を開創し「1200年」のメモリアルYEARとなる年で、その記念として各霊場にて様々なイベントが行なわれております。
そして、四国霊場最後の札所【第88番札所 大窪寺】では、50年ぶりに本尊ご開帳が。
雲よ、もとの気体にもどりなさ~い、は~~~!
(笑)
正門から入り、弘法大師像を横目に歩いていくと、本殿に到着です。
※注 堂内は撮影禁止です!
「こちらで祓い清めされたし、どうぞそこのイスにお座りください」
そうお坊さんに案内されたイスに腰掛けると、祓い清めの真言を唱えて頂きました。
「オンコロコロセンダリマトウギソワカ、オンコロコロセンダリマトウギソワカ・・・」
【神仏解説】
「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」というのは、薬師如来さまの「薬師のチカラ」と一体化する真言、言霊です。
ここで、「第十九番札所 昌龍寺 霊元丈法」殿が、薬師如来さまおチカラをわかりやすく解説した記事がありますので、ご紹介させていただきます。
【痛いの痛いの飛んでけ】
お薬師様の真言(仏の働きを表す呪文)は「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」です。真言や陀羅尼は訳すものではありませんが、おおよそ「帰依し奉る、病魔を除きたまえ払いたまえ、センダリやマトーギの福の神を動かしたまえ、薬師仏よ」となります。
子供の頃は、このまじない言葉は抜群の効きめで、目イボのできた時は「アビラウンケンソワカ」と父に唱えてもらい、フーッと息で吹いて100%治りました。また薬師真言のあとに「チチンプイプイ、痛いの痛いの飛んでいけ」で本当に楽になりました。ところが、あるお婆さんがお祓いの真言を和尚さんから教えられ、「大麦小麦二升五合」と覚えて大層な効き目でした。次に来た和尚さんに、正しくは「オウムショウジョウ、ニシヨウゴウシン」だよと直されて、とたんにお婆さんの真言の効きめがなくなりました。現代人は、いつも効率とか効力を真先に考えますが、のどが乾ききった時は、どんな栄養剤よりもたった一杯の水が命を元気づけます。ご真言とは、自分の治る力と仏様の治す力を信じて、一心に唱える時に輝きはじめる世界です。薬師真言のコロコロは、幹部をなでてさする母の手です。悪いしこりを解きほぐし、痛みを丸め取って、ピーンとはじき飛ばしてしまいます。唱える数は、三・七・十三回、我が子に幸せを吹き込むチャンスです。
第十九番札所 昌龍寺 霊元丈法参照サイト
神仏というのは表裏一体であり
神・・・与えるチカラ
仏・・・受け取るチカラ
それぞれのチカラの役割が異なります。
秘技、般若心経の舞!
「撮影禁止です」と言われお坊さんの監視の目の元、薬師如来さまを参拝する堂内で、般若心経を全力で唱える方などあまりいないでしょうね。
お坊さんにガン見されました。
そしてノリノリに般若心経を唱えながら、舞っているわたし 。
ガン見されながら・・・ (笑)
大窪寺での滞在約1時間半、雲消しをしておいたのがよかったのでしょう。
鬱蒼としてした雲に、一面覆われていた空もカラリと晴れて、ここちよい気分で家路につくことができましたとさ、
めでたし、めでたし
2014年、次に金箔の薬師如来さまをお目にかかれるのは50年後となります。
ぜひみなさまも、このチャンスにご開帳下さいね!
かむながらたまちはえませ いやさかましませ~
水谷 拝
コメント