あなあっぱれ!
言霊ヒーリング協会®代表 水谷哲朗 です^^

経絡と臓器と感情は、東洋医学では別々ではなく、つながったものとして捉えられます。
たとえば、怒りと肝・胆、喜びと心・小腸、思い煩いと胃・脾、悲しみと肺・大腸、恐れと腎・膀胱には、それぞれ対応関係があると考えられてきました。
さらに言霊ヒーリングでは、こうした心と身体のつながりを、経絡・臓器・感情・言葉の響きという視点から見ていきます。
この記事では、経絡と臓器と感情と言霊の関係を、五行(木・火・土・金・水)に沿って一覧でわかりやすく整理し、心と身体を整えるヒントをまとめました。
また、五行の「土」と深く関係する土用のセルフケアについても、季節の変わり目に胃腸を整える視点から紹介します。
※本記事は、東洋医学・経絡思想・言霊ヒーリングの視点から整理した解説です。医療診断や治療の代替を目的とするものではありません。強い痛みや急な体調変化がある場合は、医療機関へご相談ください。
経絡と臓器と感情と言霊の関係をひとことで言うと
東洋医学では、心の状態は身体に影響し、身体の状態もまた感情に影響すると考えます。
つまり、
- 感情だけを見る
- 身体だけを見る
のではなく、経絡・臓器・感情・言葉の使い方をひとつながりで見ることが大切です。
言霊ヒーリングでも、身体の反応を無視して言葉だけを整えるのではなく、身体に聴きながら、自分の中心へ戻ることを大切にしています。
五行で見る|経絡・臓器・感情・言霊の一覧表
| 五行 | 経絡 | 主な臓器 | 関係しやすい感情 | 対応する言霊 |
|---|---|---|---|---|
| 木 | 肝経・胆経 | 肝臓・胆のう | 怒り、イライラ、責任感 | イ行 |
| 火 | 心経・小腸経・心包経・三焦経 | 心臓・小腸 | 喜び、興奮、感情の高ぶり | ウ行 |
| 土 | 胃経・脾経 | 胃・脾臓・膵臓 | 思い煩い、考えすぎ、依存 | オ行 |
| 金 | 肺経・大腸経 | 肺・大腸 | 悲しみ、罪悪感、ためこみ | ア行 |
| 水 | 腎経・膀胱経 | 腎臓・膀胱 | 恐れ、不安、緊張 | エ行 |
この一覧は、東洋医学や言霊ヒーリングの見立てをもとに、心と身体のつながりを整理したものです。
不調を「悪いもの」と決めつけるのではなく、身体からの通信としてやさしく見直す入口にしてみてください。
気・血・水とは?
東洋医学では、心身のバランスを見る基本として、気・血・水という考え方があります。

気(き)
気は、心身の生命エネルギーです。
活力、気力、やる気、心の動きにも関わります。気の流れがスムーズだと、身体も心も動きやすくなります。
血(けつ)
血は、酸素や栄養を全身へ運ぶ働きに関わります。
めぐりや修復、身体を養う力ともつながります。血の流れが滞ると、疲れやすさや冷え、気分の重さとして感じられることがあります。
水(すい)
水は、リンパ液や体液など、身体の隅々をうるおし、老廃物を流す働きに関わります。
水の流れが滞ると、むくみ、冷え、だるさ、重たさとして感じられることがあります。気・血・水は、互いに影響し合いながら、心と身体の状態を支えています。
木|肝経・胆経と「怒り」の関係
対応する経絡:肝経・胆経
主な臓器:肝臓・胆のう
感情:怒り、イライラ、責任感
言霊:イ行
木のエネルギーは、のびやかさ、成長、発展に関わります。
この働きが滞ると、前に進みたいのに進めない感じや、イライラ、怒りとして現れやすくなります。
怒りは悪いものではありません。
本来は、行動の原動力にもなる大切な感情です。
ただ、怒りすぎたり、逆に我慢しすぎたりすると、肝・胆のバランスが崩れやすくなると考えられています。
こんなときに見直したい
- イライラが続く
- 決断しづらい
- 肩や首が張りやすい
- 爪や筋の不調が気になる
- 責任感で自分を追い込みやすい
肝経、胆経の経絡体操
エネルギーの流れが良くなり、のびやかに成長・発展する良い変化が心身に訪れます。
怒りは行動の原動力に。積極的に新しい物事へ挑んでいきます。
肝経(足の陰/貯蔵作用/生殖栄養調整)栄養を貯蔵し、身体活動のエネルギーを確保、抵抗力を養成する。血液の補給、分解、解毒などを行い活力を維持。
胆経(足の陽/配分作用/拡張収縮調整)栄養の配分を司り、消化腺に関係する内分泌(胆汁、唾液パロチン、胃腺ガストリン・セレクチン、膵臓インシュリン、腸腺ホルモン)などの働きにより、全身のエネルギーバランスを調整。
参照:指圧 (著) 増永 静人
火|心経・小腸経・心包経・三焦経と「喜び」の関係
対応する経絡:心経・小腸経・心包経・三焦経
主な臓器:心臓・小腸
感情:喜び、興奮、感情の高ぶり
言霊:ウ行
火のエネルギーは、華やかさ、成熟、循環、表現に関わります。
この働きが整うと、喜びを感じやすくなり、感情表現も自然になります。
一方で、過度な興奮や落ち着かなさ、感情の揺れが続くと、心身の循環が乱れやすくなります。
こんなときに見直したい
- 興奮しやすく休まりにくい
- 気持ちが落ち着かない
- 喜びを感じにくい
- 精神的に不安定になりやすい(ヒステリー)
- 人前で無理に明るくしてしまう
心・小腸/心包・三焦経の経絡体操
エネルギーの流れが良くなり、華やかに繁栄・成熟する良い変化が心身に訪れます。
感情表現が豊かになり、喜びを感じやすくなります。
心経(手の陰/転換作用/血液循環)大脳と五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)を通して全身を統制、感情的な統制、血液の配分
小腸経(手の陽/統制作用/内臓牽引)食物を栄養に転換、精神的な不安や感情の興奮,ショック,腹が立つ,断腸の思いは小腸に血液が停滞する瘀血(おけつ)となり全身へ影響
心包経(手の陰/循環作用/代謝循環調整)中枢循環。全身の栄養を司る。心臓、心嚢(心臓を包んでいる膜)、冠状動脈を中心とした脈管系。
三焦経(手の陽/保護作用/挙上牽引)末梢循環。小腸を補佐し、漿膜、リンパ系の保護作用。上焦は胸膜、中焦は大網、下焦は腹膜と腸間膜を中心としている
参照:指圧 (著) 増永 静人
土|胃経・脾経と「思い煩い」の関係
対応する経絡:胃経・脾経
主な臓器:胃・脾臓・膵臓
感情:思い煩い、考えすぎ、依存
言霊:オ行
土のエネルギーは、包みこむ力、安定、親和、消化と吸収に関わります。
食べ物の消化だけでなく、情報・感情・人間関係を受け取って消化する力にも通じます。
考えすぎる時期や、気をつかいすぎる時期は、胃が重い、みぞおちが苦しい、気持ちが落ちる、という形で出やすくなります。
こんなときに見直したいテーマ
- 胃が重い
- 考えすぎて止まらない
- 不安で食欲が乱れる
- 人のことを抱え込みやすい
- 気持ちが「重い」と感じやすい
脾経、胃経の経絡体操
エネルギーの流れが良くなり、包みこみ調和・変化する良い変化が心身に訪れます。
穏やかさ、親和力、人と親しく交わる力がアップします。
脾経(足の陰/消化作用/栄養関係内分泌)インスリン 副交感神経。膵臓を中心として全身の消化腺(唾液、胃液、胆汁、小腸の各線)と乳房・卵巣の生殖器も含む。「思えば脾を病む」のとおり、考え込んで運動不足になれば消化液の分泌が悪くなり、消化力が衰える。
胃経(足の陽/発酵作用/内臓拡張)口腔~食道~胃袋~十二指腸あたりまでの消化管。この機能を助ける体肢の運動と体温発生、および生殖腺の働きにも関係(食欲、乳汁分泌、卵巣機能、月経がこれに属す)。
参照:指圧 (著) 増永 静人
土用とは?季節の変わり目に胃腸を整える期間
五行の「土」は、胃・脾・膵臓などの消化吸収と深く関係します。
そして暦の上でも、季節の変わり目には土用という期間があります。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前、約18日間のこと。
春夏秋冬それぞれの季節が切り替わる前に、身体と暮らしを次の季節へなじませていく調整期間です。
つまり土用は、ただの暦の話ではなく、
胃腸を整え、食べ方を整え、心身の土台を立て直す時期ともいえます。
東洋医学では、土用は「脾」の季節とも言われます。
脾は、消化吸収や水分代謝に関わり、胃とも深い関係があります。
そのため土用の時期は、
- 胃が重い
- 食べすぎや早食いになりやすい
- 身体がだるい
- 気分が重くなる
- 考えすぎて疲れやすい
- 首こり、肩こり、腰の重さが出やすい
といったサインが出やすくなることがあります。
これは、身体が次の季節へ向けて調整している合図かもしれません。
土用に気をつけたいこと
土用の時期は、胃のエネルギーが高ぶりやすく、大食いや早食いになりやすいとされています。
だからこそ、この時期は特別なことをたくさんするよりも、
まずは胃腸にやさしくすることが大切です。
おすすめは、
- ゆっくりよく噛む
- 腹八分目を意識する
- 冷たいものをとりすぎない
- 水を少しずつ飲んで喉をうるおす
- 無理に予定を詰めすぎない
- 腰や丹田を冷やさない
- 食べたあとにすぐ考え事をしすぎない
という、シンプルな整え方です。
土用は、身体が次の季節へ移るための準備期間です。
無理に頑張るより、
胃を休ませる。
呼吸を深める。
暮らしを少し整える。
それだけでも、心と身体は次の季節へ移りやすくなります。
土用と丹田|腰に力を戻す
土用の時期は、胃腸だけでなく、腰や丹田の力も大切です。
腰に力が入りにくいと、気力が抜けたり、人にやさしくする余裕が少なくなったりすることがあります。
反対に、丹田に力が戻ると、呼吸が深まり、落ち着きが戻り、思いやりの力も戻りやすくなります。
土用のセルフケアは、
胃を休めること、腰を冷やさないこと、丹田に呼吸を戻すこと。
この3つを意識するだけでも、心身の土台が整いやすくなります。
丹田呼吸のかんたんなやり方
- 椅子に座り、足裏を床につけます。
- おへその下に、そっと手を当てます。
- 鼻から息を吸い、お腹が少しふくらむのを感じます。
- 口からゆっくり吐きます。
- 「今、ここに戻ります」と心の中で唱えます。
深くできなくても大丈夫です。
大切なのは、上手に呼吸することではなく、
身体に戻る時間を少し持つことです。
土用におすすめのセルフケア
土用の時期におすすめなのは、次の3つです。
1. ゆっくり噛む
早食いを防ぎ、胃腸の負担をやわらげます。
ひと口ごとに、少しだけ箸を置く。
飲みこむ前に、味を感じる。
これだけでも、身体は安心しやすくなります。
2. 左足首をやさしく回す
食べすぎや早食いになりやすい時期の、身体を落ち着かせる合図になります。
痛みが出ない範囲で、左足首をゆっくり回してみてください。
大きく回すより、やさしく、呼吸に合わせるのがおすすめです。
3. 水を少しずつ飲む
一度にたくさん飲むより、ちょびちょび飲んで喉をうるおすことで、体内の水分バランスを保ちやすくなります。
特に冬は乾燥しやすく、夏は汗で水分が失われやすい時期です。
季節に合わせて、身体の声を聞きながら水分をとりましょう。
春夏秋冬の土用期間について
土用は、年に4回あります。
立春・立夏・立秋・立冬の前、約18日間が土用の期間です。
春土用、夏土用、秋土用、冬土用には、それぞれの季節へ移るための意味があります。
金|肺経・大腸経と「悲しみ」の関係
対応する経絡:肺経・大腸経
主な臓器:肺・大腸
感情:悲しみ、罪悪感、ためこみ
言霊:ア行
金のエネルギーは、呼吸、放出、境界、不要なものを手放す力に関わります。
悲しみを抱えすぎたり、思っていることを外へ出せない状態が続くと、呼吸が浅くなったり、ため息が増えたり、心が重く感じやすくなることがあります。
こんなときに見直したいテーマ
- 呼吸が浅い
- ため息が増える
- 自分の気持ちを言えない
- 手放したいのに手放せない
- 罪悪感を抱えやすい
肺経、大腸経の経絡体操
力をあつめ・放出するエネルギーの流れが良くなり、良い変化が心身に訪れます。
思っていることを言いやすくなる。息(いき)が楽になるので、生きるのも楽(たのしく)になります。
肺経(手の陰/分解作用/血液新陳代謝)生命活動の根源である氣(エネルギー)を外界から受け、それを人体の氣にまで分解し、外界対応の働きをしている。その働きは氣力となり、外邪に抵抗し、また呼吸の排出となる。
大腸経(手の陽/排泄作用/内臓挙上)肺を助け、人体の内外面から分泌や排泄を行い、氣の停滞をなくす働き。「もの言わぬ腹はふくるる」のことわざのように、すべて外に出すことに関係している。
参照:指圧 (著) 増永 静人
水|腎経・膀胱経と「恐れ」の関係
対応する経絡:腎経・膀胱経
主な臓器:腎臓・膀胱
感情:恐れ、不安、緊張
言霊:エ行
水のエネルギーは、深い回復、集中、内なる力、安心の土台に関わります。
恐れや不安が続くと、身体がこわばる、休めない、神経が張りつめる、といった形で現れやすくなります。
腎・膀胱の働きは、安心して力をためることにもつながっています。
こんなときに見直したいテーマ
- ずっと緊張している
- 休んでも回復しにくい
- 怖さが抜けにくい
- 集中と脱力の切り替えが苦手
- 不安で身体が固まりやすい
腎経、膀胱経の経絡体操
一点に集中・内燃するエネルギーの流れが良くなり、良い変化が心身に訪れます。
強い集中力を発揮。テキパキと指示・行動ができるようになります。
腎経(足の陰/性氣作用/生殖内分泌)アドレナリン 交感神経 興奮。体液成分の調整と内分泌機能の調整により身体に精氣を与える。ストレスへの抵抗力、アシドージスや体内毒物の決済、清浄に当たる。右命門に副腎機能(血圧・血糖・水分・塩分量などの調整)、左水腎に尿生成をみている。
膀胱経(足の陽/清浄作用/内臓収縮)腎の内分泌液と協調する間脳、脳下垂体、自律神経系の働きと生殖機能も司る泌尿器周辺の臓器。体液浄化の最終産物である尿を排泄。
参照:指圧 (著) 増永 静人
なぜ臓器と感情を一緒に見るのか?
言霊ヒーリングでは、臓器の癒しは感情の癒しにつながると考えます。
感情だけを理解しても、身体が固まったままだと、変化が定着しにくいことがあります。
逆に、身体がゆるみ、呼吸が戻り、臓器の負担感が軽くなると、言葉にならなかった感情がやわらぎやすくなります。
だからこそ、
- 感情だけを責めない
- 身体だけを機械のように扱わない
- 心と身体を一緒に見る
この姿勢が大切になります。

言霊ヒーリングではどう整えるのか?
言霊ヒーリングは、ただ音を唱えるだけのものではありません。
- 身体に聴く
- 呼吸を整える
- 感情の偏りに気づく
- 今の自分に合う言葉を選ぶ
- 身体・感情・言葉をつなぎ直す
こうした流れを通して、頭で頑張る自分から、身体から自分の中心へ戻ることを助けていきます。
不調は、失敗ではありません。
身体が「少し立ち止まって見直してね」と知らせてくれている通信のようなものです。
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よくある質問
経絡と臓器と感情には本当に関係がありますか?
東洋医学では、経絡・臓器・感情は相互に影響し合うものとして捉えられます。
本記事では、その考え方を五行に沿って整理しています。
なお、これは東洋医学・言霊ヒーリングの見立てであり、医療診断を行うものではありません。
胃と感情にはどんな関係がありますか?
東洋医学では、胃・脾は「思い煩い」「考えすぎ」と関係するとされます。
気持ちが重いときに胃の不調を感じやすい、という見立てです。
言霊ヒーリングでは、胃を責めるのではなく、身体が何を受け取りすぎているのかをやさしく見ていきます。
肺と悲しみは関係ありますか?
東洋医学では、肺・大腸は「悲しみ」「手放せなさ」と関係すると考えられます。
呼吸が浅い、ため息が増える、胸が詰まる、といった感覚と結びつけて説明されることがあります。
怒りは悪い感情ですか?
怒りは悪い感情ではありません。
本来は、自分を守る力や、行動する力にもなります。
ただ、怒りすぎたり、我慢しすぎたりすると、身体に負担が出やすくなるため、やさしく整えることが大切です。
言霊ヒーリングとは何ですか?
言霊ヒーリングは、言葉・音・身体感覚・感情のつながりを通して、自分の中心へ戻ることを助ける実践です。
身体に聴きながら整えることを大切にしています。
まとめ|心と身体は、別々ではなく響き合っている
経絡と臓器と感情と言霊の関係を見ていくと、心と身体は別々ではなく、いつも影響し合いながら生きていることがわかります。
怒り、喜び、思い煩い、悲しみ、恐れ。
どの感情も悪いものではなく、身体からの通信として受けとめ直すことができます。
もし今、不調や違和感があるなら、それは失敗ではなく、自分の中心へ戻るための入口かもしれません。
身体に聴きながら、言葉を整え、呼吸を整え、
自分の内側の流れをやさしく取り戻していきましょう。
かむながらたまちはえませ
いやさかましませ
水谷哲朗 拝

