わかりやすい経絡体操|肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経

 

氣の水路「経絡」

経絡とは心身の機能を調整し、生命を維持しているいわば水路のようなもの。

すいろ

そして、その水路を流れるのが【氣】と呼ばれる生命エネルギーです。

「氣」は、生命活動の源となるエネルギー!

 

人間には14本の経絡があるとされ、その経絡の上にあるのが皆さまもよくご存知の「ツボ」。

水は流れることが常であり、その流れが止まってしまうと次第に水が腐ってしまうように。
水路を流れる【氣】の流れが止まってしまうと腐った【氣】は【邪氣】となり、体調の乱れや痛みなどの原因となったり、心身にさまざまな不調をおよぼしていきます。

とくに運動しない方は、経絡の流れも滞り【邪氣】も溜まりがち、コリや病気の発生にも繋がりやすくなります。

さらに、不摂生やストレスなどの影響で【邪氣】が溜まると、体調が崩れたり痛みや病気の原因になっていきます。

 

経絡の役割り

「経絡」の画像検索結果

人体の各経絡には「臓器の名前」が付いているのですが、その働きは臓器だけでなく多岐にわたっています。

 

①肺経:肺経は大脳の実質に連なり、血液の新陳代謝を促進します。肺経に異常があると、心情変化が起こりやすく精神不安定になります。

②大腸経:大腸経は運動器官、腸間膜、腹膜と通じており、内臓を引き上げる働きをしています。大腸経に異常があると、肩や腰、手の伸筋側にしこり(凝結)ができます。

③胃経:胃経は内臓を拡張させる作用があり、胃の蠕動運動、消化作用に関係しています。胃経に障害があると、鼻がつまり、時々鼻血が出るとか、頭痛や目の痛みなど、胃以外の臓器にも症状があらわれます。

④脾経:脾臓は老化した赤血球を処理したり、血液中の異物を処理したり、リンパ組織で免疫活動の要の組織です。脾臓、骨髄、生殖器、内分泌腺にかかわりが深く主に栄養関係の内分泌に作用する経絡です。脾経に障害があると、虚脱感としてあらわれます。

⑤心経:心経はおもに血液循環に作用する経絡です。心経絡に障害があると、血行の流れが滞り、冷え症や貧血などの症状としてあらわれます。また婦人科系疾患やヒステリーなどの原因にもなる場合もあります。

➅小腸経:小腸経には内臓を牽引する作用(背骨へ引き寄せる)があります。小腸経に異常があると、内臓がゆるみ、肩を中心に凝結感があらわれます。

⑦膀胱経:膀胱系には、内臓収縮作用があります。この経絡の指圧により、月経がスムーズで利尿・排尿の機能が増進します。膀胱系に異常があると、神経が過敏になり、自律神経の乱れとしてあらわれます。頑固な凝結をつくります。

⑧腎経:腎経は腎臓、生殖器に関係し、生殖内分泌作用を促進します。腎経に異常があると、臓器に虚脱感がおきます。

⑨心包経:心包経は代謝・循環調節作用に関与しています。心包系に異常があると、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなります。

⑩三焦経:三焦経は臓膜の挙上・牽引調整作用に関与しています。三焦経に異常があると、肩中心に凝結があらわれます。

⑪胆経:胆経は臓器の拡張・収縮調整に作用しています。胆経に異常があると、頭の側面、肩に凝結があらわれ、激しい頭痛を引き起こします。

⑫肝経:肝経は生殖・栄養調整作用に関与し、消化・吸収の内臓機能を活性化します。肝経に異常があると、疲れがとれにくく、慢性疲労の原因にもなります。

⑬任脈:任脈経は体部前面の正中線にあり、交感神経の覚醒を促します。痙攣、出血、発熱の場合やガン、腫瘍等、重症時はこの経絡の指圧にたいし激しい反応をあらわします。

⑭督脈:督脈経は体部背面の正中線にあり、副交感神経の覚醒を促します。消化器、排泄系に関与し、病の時は凝結感による病気の反応を示します。

 

経絡と五行(木火土金水)の関係

東洋医学では「木、火、土、金、水」の五つの属性に分類され、全身の経絡は「内臓、ホルモン、血液、神経、筋肉、感覚器など」の身体のすべてのエネルギー循環や精神的なものまでコントロールしているとされています。

『木』胆経、肝経…春、積極的、チャレンジ精神、叫ぶ、怒り、責任に関係

「木」の働きは、のびやかに成長・発展するエネルギー

❤からだ(肉体)=肝機能、解毒機能
❤こころ(感情)=叫ぶ、怒り、イライラ、責任

【異常サイン】
「肝=怒り」がつながっているので、肝臓が弱るとイライラしやすくなります。爪に横線が入り、足のスジなどつりやすくなり、感情が爆発して大声をあげたくなります。

 

エネルギーを高める【肝・胆絡のストレッチ】

のびやかに成長・発展するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操効果】
からだ(肉体)=肝機能、解毒機能の向上
❤こころ(感情)=怒りは行動の原動力に。積極的に新しい物事へ挑んでいく。

 

【経絡】
肝経(足の陰/貯蔵作用/生殖栄養調整)栄養を貯蔵し、身体活動のエネルギーを確保、抵抗力を養成する。血液の補給、分解、解毒などを行い活力を維持。

胆経(足の陽/配分作用/拡張収縮調整)栄養の配分を司り、消化腺に関係する内分泌(胆汁、唾液パロチン、胃腺ガストリン・セレクチン、膵臓インシュリン、腸腺ホルモン)などの働きにより、全身のエネルギーバランスを調整。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

 

『火』心経、小腸経、心包経、三焦経…夏、豊かな表現力、行動力・持続力、笑う、喜びなどに関係

「火」の働きは、華やかに繁栄・成熟するエネルギー

❤からだ(肉体)=血液循環、免疫力
❤こころ(感情)=笑う、喜び

【異常サイン】
「血液循環=喜び」がつながっているので、血液循環が滞ると喜びを感じにくくなります。精神的不安におちいりやすく、ヒステリーになりやすくなります。

 

エネルギーを高める【心・小腸/心包・三焦経のストレッチ】

足の裏を合わせ、からだを前に倒しましょう。華やかに繁栄・成熟するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=血液循環、免疫力の向上

❤こころ(感情)=感情表現が豊かになり、喜びを感じやすくなります。

 

【経絡】
心経(手の陰/転換作用/血液循環)大脳と五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)を通して全身を統制、感情的な統制、血液の配分

小腸経(手の陽/統制作用/内臓牽引)食物を栄養に転換、精神的な不安や感情の興奮,ショック,腹が立つ,断腸の思いは小腸に血液が停滞する瘀血(おけつ)となり全身へ影響

心包経(手の陰/循環作用/代謝循環調整)中枢循環。全身の栄養を司る。心臓、心嚢(心臓を包んでいる膜)、冠状動脈を中心とした脈管系。

三焦経(手の陽/保護作用/挙上牽引)末梢循環。小腸を補佐し、漿膜、リンパ系の保護作用。上焦は胸膜、中焦は大網、下焦は腹膜と腸間膜を中心としている

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

 

『土』胃経、脾経…土用、思い煩い、依存などに関係

「土」の働きは、包みこみ調和・変化するエネルギー

❤からだ(肉体)=胃、消化機能、婦人科疾患、乳房、卵巣
❤こころ(感情)=歌う、思い込み、思い煩い、依存

【異常サイン】
「胃」と「思い」がつながっているので、消化機能が低下すると「思い」=「おもい」=「重い」と気もちが重たくなり、考え込みやすくなります。
気もちが下がり、胃も下がります。ノイローゼや、済んだことをクヨクヨ考え込み、ネガティブ思考になりやすくなります。

 

「土」のエネルギーを高める【胃・脾経絡のストレッチ】

足の裏を合わせ、からだを前に倒しましょう。華やかに繁栄・成熟するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=血液循環、免疫力の向上

❤こころ(感情)=感情表現が豊かになり、喜びを感じやすくなります。

 

【経絡】
脾経(足の陰/消化作用/栄養関係内分泌)インスリン 副交感神経。膵臓を中心として全身の消化腺(唾液、胃液、胆汁、小腸の各線)と乳房・卵巣の生殖器も含む。「思えば脾を病む」のとおり、考え込んで運動不足になれば消化液の分泌が悪くなり、消化力が衰える。

胃経(足の陽/発酵作用/内臓拡張)口腔~食道~胃袋~十二指腸あたりまでの消化管。この機能を助ける体肢の運動と体温発生、および生殖腺の働きにも関係(食欲、乳汁分泌、卵巣機能、月経がこれに属す)。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

 

『金』肺経、大腸経…秋、ストレス態勢、泣く、ため息、深い悲しみ、罪悪感などに関係

「金」の働きは、力をあつめ・放出するエネルギー

❤からだ(肉体)=肺、呼吸機能、大腸、排せつ、新陳代謝
❤こころ(感情)=泣く、悲しみ、ため息、罪悪感、

【異常サイン】
「呼吸」と「悲しみ」はつながっているので、呼吸機能が低下すると心配事が増え、神経過敏に。マイナス思考になりネガティブになりやすくなります。
呼吸は息(いき)というように、「生きる」ことに深く関係しています。なので肺・大腸経のエネルギーが低下していると、「生きる」ことが「息苦しく」感じやすくなります。
自分の思いが抑えられ、発散できなくなる。精神的に気をやんで、溜息も多くなります。

 

エネルギーを高める【肺・大腸経のストレッチ】

両手の親指を背中で組んで、そのまま前に倒れましょう。力をあつめ・放出するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=呼吸機能、新陳代謝の向上
❤こころ(感情)=思っていることを言いやすくなる。息(いき)が楽になるので、生きるのも楽(たのしく)になります。

 

【経絡】
肺経(手の陰/分解作用/血液新陳代謝)生命活動の根源である氣(エネルギー)を外界から受け、それを人体の氣にまで分解し、外界対応の働きをしている。その働きは氣力となり、外邪に抵抗し、また呼吸の排出となる。

大腸経(手の陽/排泄作用/内臓挙上)肺を助け、人体の内外面から分泌や排泄を行い、氣の停滞をなくす働き。「もの言わぬ腹はふくるる」のことわざのように、すべて外に出すことに関係している。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

 

『水』膀胱経、腎経…冬、うめく、恐怖、不安などに関係

「水」の働きは、集中・内燃するエネルギー

❤からだ(肉体)=腎臓、体液、副腎、ホルモン、自律神経
❤こころ(感情)=恐れ敬う、かしこまる

【異常サイン】
「腎臓」と「恐れ」がつながっているので、泌尿機能が低下すると恐縮しすぎてガチガチに固まり、リラックスできなくなります。
神経を使い過ぎて疲れる、ストレスに対して弱くなり、自律神経のバランスを崩し、うつにもなりやすくなります。

 

エネルギーを高める【腎・膀胱経絡のストレッチ】

両足を伸ばし、そのまま前に倒れましょう。一点に集中・内燃するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=泌尿機能の向上、ホルモンや自律神経のバランスが整う。
❤こころ(感情)=強い集中力を発揮。テキパキと指示・行動が出来るようになります。

 

【経絡】
腎経(足の陰/性氣作用/生殖内分泌)アドレナリン 交感神経 興奮。体液成分の調整と内分泌機能の調整により身体に精氣を与える。ストレスへの抵抗力、アシドージスや体内毒物の決済、清浄に当たる。右命門に副腎機能(血圧・血糖・水分・塩分量などの調整)、左水腎に尿生成をみている。

膀胱経(足の陽/清浄作用/内臓収縮)腎の内分泌液と協調する間脳、脳下垂体、自律神経系の働きと生殖機能も司る泌尿器周辺の臓器。体液浄化の最終産物である尿を排泄。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

 

経絡体操まとめ

参照:タオ療法

経絡体操は、身体に溜まった感情を浄化し、心身を調和させるストレッチです。故増永静人氏が考案されたもので、ペアになってサポートしながら行うことでより高い効果が期待できます。

 

 

一家に一人ヒーラーを

かむながらたまちはえませ いやさかましませ~

水谷哲朗 拝