天地開闢の言霊!ホツマツタヱに伝わる陰陽五行論(ヰクラムワタヲ)

 

古代から伝わるアワウタ

アワウタはイサナギ、イサナミが民衆の言葉の乱れをなおすために歌われたとされるものです。

イサナギとイサナミがアワ歌を各地で歌いながら教えていくことで、民は健康にもなり、言葉も統一され、国も安定していったという素晴らしい逸話も残っています。

あかはなま いきひにみうく
ふぬむえけ へねもおこほの
もとろそよ をてれせえつる
すゆんちり しゐたらさわや

 

天の響き「ア」の音からはじまり、地の響き「ワ」の音で終わるアワ歌を歌うことで、天から地へ、地から天へとエネルギーの循環が巻き起こり、自然と声もハッキリ出るようになり、身体も心も整えられていくとされています。

 

このアワウタの背景には、言霊思想の原点があると言えます。

 

天地開闢、ミナカヌシの誕生

ほんらい天地自然も、人間の体も、発生できる音も、四十八の要素で構成されていて、四十八の音韻を心地よく空(ウツホ)に響かせることで、体のはたらきは天地自然に通じ、一つとなるという考えがあったようです。

目に見えない世界と=目に見える世界とを「言葉」がつないでいる。

この言霊思想を腑に落としていくために、天地開闢や人間の誕生についての記述をホツマツタヱから見ていきたいと思います。

 

「それは遠い遠い昔のことです。まだこの高天原(天体)が生まれるずっと前のこと、天も地も未だ分かれていない、もちろん太陽も月も星も生まれていない前のことです。このウツホ(宇宙)の闇を支配していたのは、混沌としたアワ、ウビ(泡・泥)のようなもので、それは限りなく巡り漂って煮えたぎり、姿も形もありませんでした。

それから長い時が流れて、このウツホの闇が陰(メ)と陽(ヲ)に分かれる兆しが現われ初めました。

やがてその中にアメミヲヤ神(天祖神)がお生まれになり、神が最初(うい)の一息(ひといき)をウビ煮えたぎるウツホに吹き込むと、宇宙は静かにまどかに(丸く)巡り始めて、その中心に天御柱(あめのみはしら)が立ち昇り、混沌とした宇宙はやっと姿を現わし始めました。

清く軽く巡れるものは陽(ヲ・男)となって、左巻に廻り天となり太陽が生まれました。重く濁れるものは、右巻に巡り陰(メ・女)となり、このクニタマ(地球)となり、後に月を生みました。

アメノミヲヤは、ウツロヰ(ウツホのカミ)を馬、シナト(カセのカミ)を轡(くつわ)にヒカリを鞭にしてクニタマを乗り巡られました。

その音は「ホオコオ」と響き渡り、まだドロドロ状態であった地は煮え、熱が加わることで、高くなり山となったのです。(火山の噴火)

そして、様々な地形が形成され、メ(陰)の塊である月からは水が落ちてきてそれが海となったのです。

やがて、軽いヲ(陽)のものである「ウツホ」が動きだして風(カセ)となり、風が激しく吹くと火(ホ)を生じました。また、クニタマ(地球)となっていたメ(陰)のものは水と土(ハニ)とに分れました。

このウツホ(空)、カセ(風)、ホ(火)、ミツ(水)、ハニ(土)の5つの元素が交わって「カンヒト」=神の人、ミナカヌシが生まれたのです。」

 

こうして地球を構成するヲ(陽)とメ(陰)のそれぞれから5つの元素が生まれ、人間はその5つの元素から生まれたというのです。

※ヲ(陽)とメ(陰)が、メヲトの語源

 

元素(げんそ、羅: elementum、英: element)は、古代から中世においては、万物(物質)の根源をなす不可欠な究極的要素を指しており、現代では、「原子」が《物質を構成する具体的要素》を指すのに対し「元素」は《性質を包括する抽象的概念》を示す用語となった。

~Wikipedia~

 

さらに、ホツマツタヱには、人間の構成要素をあらわすわす「ヰクラムワタヲ」という言葉があります。

「ヰクラムワタヲ」とは、「五つのクラ」と「六つのワタとヲ」のことを指します。

 

ヰクラとは

ヰクラは「五つのクラ」という意味があり、精神的なことを指します。
「クラ」は目に見えないものを表した言葉であり、光が少なくものが見えない状態を「暗い」と言い、見えないようにしまっておく場所のことを蔵(倉)と言います。

「五つのクラ」にはココロバ、ミヤビ、タマ、シヰ、シムがあります。

 

ムワタとは

ムワタは「六つのワタ」という意味があり、内臓のことを指します。
「六つのワタ」にはフクシ(肺)、ナカゴ(心臓)、キモ(肝臓)、ヨコシ(脾臓)、ムラト(腎臓)、ワタ(腸)があります。

 

最後に、ヰクラムワタヲの「ヲ」はタマノヲ(玉の緒)のこと。

「タマノヲ」は、タマとシヰとを結ぶはたらきをします。

アモト(大宇宙の中心)からタマが降され、クニタマ(地球)からシヰ(肉体)が与えられ、タマはタマノヲを介してシヰと結ばれていると考えられていました。

従って、タマシヰ(魂)とはこれらが一つに合わせられた言葉だったのです。

 

 

「ヰクラムワタヲ」とは、人間を物質と精神の両方から認識している言葉であり、そこには天地開闢やウツホ(空)カセ(風)ホ(火)ミツ(水)ハニ(土)からなるミナカヌシ(人間)の誕生まで秘められているのです。

 

大宇宙 ⇔ 人間(小宇宙)

『ホツマツタヱ』では、宇宙全体から人間のあらゆる段階にわたって、ヲ(陽)とメ(陰)の原理、そして5つの元素(ウツホ 空、カセ 風、ホ 火、ミツ 水、ハニ 土)が行き渡っているということに気づきます。

つまり、大宇宙全体も人間も同じ原理で生きていて、一人の人間に起こることが宇宙全体に影響することもあれば、逆に宇宙の出来事が一人の人間に影響することもあるわけです。

 

大宇宙 ⇔ 人間(小宇宙)

となれば、

人間(小宇宙)の使う「言葉」自体にも、大宇宙に影響を与える原理が生きているのではないのか?

そうなのです、それこそが記事の題名にもある『アワウタから紐解く【言霊】宇宙理論』なのです。

 

では今一度、ホツマ(ヲシテ)文字の「アイウエオ」を見てみましょう。

 

 

お気づきになりましたか? 

それぞれのアイウエオの文字の形は、それぞれの音を発音する時の口の形そのままとも言えます。そして、よく見るとそれが5つの元素を表わしていることにも気づかれるでしょう。

 

 

ですから、私たちはこれら5つのアイウエオの音を含む四十八音を発声している時、宇宙と共鳴し合っているのです。

宇宙と共鳴し合っているからこそ、四十八音を発声できると言っても過言ではありません。

そして、宇宙と共鳴し合っているからこそ、その発音した音(言葉)が山びこのように宇宙から跳ね返ってきて、現実に人を幸せにすることも、不幸にすることもあるわけです。

 

 

 

まとめ

「アワのうた」を歌うことがただ声をよくするだけでなく、体も健康になり、ひいては国全体が平和に治まるようになるのは、こうして言葉が宇宙や自然、人間の体も精神も全てに共通する5つの元素に基づいているからなのです。

太古の昔に生きた日本人はこのことをよく知っていて、順天宇宙律にも”「イ」は「オ」と成りて”をメッセージをが潜めたとも言われています。

 

あなたの言葉を大切に。

日々アワウタを唱えることで宇宙と共鳴し合い、体の調和、家庭という小さな国の調和から築いていけたらいいですね。

 

出典・引用

ホツマツタエ 様
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya02.html

タンゴ黒猫の音楽日記 様
https://plaza.rakuten.co.jp/tierramusic/diary/200512200000/

 

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