わかりやすい経絡の働きとセルフケア経絡体操|肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経

 

経絡のもとにある陰陽五行

経絡とは「木、火、土、金、水」に分類された自然界の五つの法則のこと。東洋医学ではこの五つの属性を下記のように配当しています。

「木」肝/胆
「火」心/小腸 心包/三焦
「土」脾/胃
「金」肺/大腸
「水」腎/膀胱

全身には12種類の経絡があり、内臓、ホルモン、血液、神経、筋肉、感覚器など身体のすべてのエネルギー循環、さらには精神的なものまでコントロールしています。

 

五行(木火土金水)と経絡

『木』胆経、肝経…春、積極的、チャレンジ精神、叫ぶ、怒り、責任に関係

「木」の働きは、のびやかに成長・発展するエネルギー

❤からだ(肉体)=肝機能、解毒機能
❤こころ(感情)=叫ぶ、怒り、イライラ、責任

【異常サイン】
「肝=怒り」がつながっているので、肝臓が弱るとイライラしやすくなります。爪に横線が入り、足のスジなどつりやすくなり、感情が爆発して大声をあげたくなります。

木のエネルギーを高める【肝・胆絡のストレッチ】

足を広げ、からだを横に倒しましょう。のびやかに成長・発展するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操効果】
からだ(肉体)=肝機能、解毒機能の向上
❤こころ(感情)=怒りは行動の原動力に。積極的に新しい物事へ挑んでいく。

【経絡】
肝経(足の陰/貯蔵作用/生殖栄養調整)栄養を貯蔵し、身体活動のエネルギーを確保、抵抗力を養成する。血液の補給、分解、解毒などを行い活力を維持。

胆経(足の陽/配分作用/拡張収縮調整)栄養の配分を司り、消化腺に関係する内分泌(胆汁、唾液パロチン、胃腺ガストリン・セレクチン、膵臓インシュリン、腸腺ホルモン)などの働きにより、全身のエネルギーバランスを調整。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

『火』心経、小腸経、心包経、三焦経…夏、豊かな表現力、行動力・持続力、笑う、喜びなどに関係

「火」の働きは、華やかに繁栄・成熟するエネルギー

❤からだ(肉体)=血液循環、免疫力
❤こころ(感情)=笑う、喜び

【異常サイン】
「血液循環=喜び」がつながっているので、血液循環が滞ると喜びを感じにくくなります。精神的不安におちいりやすく、ヒステリーになりやすくなります。

「火」のエネルギーを高める【心・小腸/心包・三焦経のストレッチ】

足の裏を合わせ、からだを前に倒しましょう。華やかに繁栄・成熟するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=血液循環、免疫力の向上

❤こころ(感情)=感情表現が豊かになり、喜びを感じやすくなります。

【経絡】
心経(手の陰/転換作用/血液循環)大脳と五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)を通して全身を統制、感情的な統制、血液の配分

小腸経(手の陽/統制作用/内臓牽引)食物を栄養に転換、精神的な不安や感情の興奮,ショック,腹が立つ,断腸の思いは小腸に血液が停滞する瘀血(おけつ)となり全身へ影響

心包経(手の陰/循環作用/代謝循環調整)中枢循環。全身の栄養を司る。心臓、心嚢(心臓を包んでいる膜)、冠状動脈を中心とした脈管系。

三焦経(手の陽/保護作用/挙上牽引)末梢循環。小腸を補佐し、漿膜、リンパ系の保護作用。上焦は胸膜、中焦は大網、下焦は腹膜と腸間膜を中心としている

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

『土』胃経、脾経…土用、思い煩い、依存などに関係

「土」の働きは、包みこみ調和・変化するエネルギー

❤からだ(肉体)=胃、消化機能、婦人科疾患、乳房、卵巣
❤こころ(感情)=歌う、思い込み、思い煩い、依存

【異常サイン】
「胃」と「思い」がつながっているので、消化機能が低下すると「思い」=「おもい」=「重い」と気もちが重たくなり、考え込みやすくなります。
気もちが下がり、胃も下がります。ノイローゼや、済んだことをクヨクヨ考え込み、ネガティブ思考になりやすくなります。

「土」のエネルギーを高める【胃・脾経絡のストレッチ】

正座から後ろに倒れ、手を頭の方へ伸ばしましょう。包みこみ・調和・変化するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=消化機能、女性らしさ(肌のツヤ、弾力)の向上
❤こころ(感情)=気もちが上がり、思いやりのある言動をとりやすくなります

【経絡】
脾経(足の陰/消化作用/栄養関係内分泌)インスリン 副交感神経。膵臓を中心として全身の消化腺(唾液、胃液、胆汁、小腸の各線)と乳房・卵巣の生殖器も含む。「思えば脾を病む」のとおり、考え込んで運動不足になれば消化液の分泌が悪くなり、消化力が衰える。

胃経(足の陽/発酵作用/内臓拡張)口腔~食道~胃袋~十二指腸あたりまでの消化管。この機能を助ける体肢の運動と体温発生、および生殖腺の働きにも関係(食欲、乳汁分泌、卵巣機能、月経がこれに属す)。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

『金』肺経、大腸経…秋、ストレス態勢、泣く、ため息、深い悲しみ、罪悪感などに関係

「金」の働きは、力をあつめ・放出するエネルギー

❤からだ(肉体)=肺、呼吸機能、大腸、排せつ、新陳代謝
❤こころ(感情)=泣く、悲しみ、ため息、罪悪感、

【異常サイン】
「呼吸」と「悲しみ」はつながっているので、呼吸機能が低下すると心配事が増え、神経過敏に。マイナス思考になりネガティブになりやすくなります。
呼吸は息(いき)というように、「生きる」ことに深く関係しています。なので肺・大腸経のエネルギーが低下していると、「生きる」ことが「息苦しく」感じやすくなります。
自分の思いが抑えられ、発散できなくなる。精神的に気をやんで、溜息も多くなります。

「金」のエネルギーを高める【肺・大腸経のストレッチ】

両手の親指を背中で組んで、そのまま前に倒れましょう。力をあつめ・放出するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=呼吸機能、新陳代謝の向上
❤こころ(感情)=思っていることを言いやすくなる。息(いき)が楽になるので、生きるのも楽(たのしく)になります。

【経絡】
肺経(手の陰/分解作用/血液新陳代謝)生命活動の根源である氣(エネルギー)を外界から受け、それを人体の氣にまで分解し、外界対応の働きをしている。その働きは氣力となり、外邪に抵抗し、また呼吸の排出となる。

大腸経(手の陽/排泄作用/内臓挙上)肺を助け、人体の内外面から分泌や排泄を行い、氣の停滞をなくす働き。「もの言わぬ腹はふくるる」のことわざのように、すべて外に出すことに関係している。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

『水』膀胱経、腎経…冬、うめく、恐怖、不安などに関係

「水」の働きは、集中・内燃するエネルギー

❤からだ(肉体)=腎臓、体液、副腎、ホルモン、自律神経
❤こころ(感情)=恐れ敬う、かしこまる

【異常サイン】
「腎臓」と「恐れ」がつながっているので、泌尿機能が低下すると恐縮しすぎてガチガチに固まり、リラックスできなくなります。
神経を使い過ぎて疲れる、ストレスに対して弱くなり、自律神経のバランスを崩し、うつにもなりやすくなります。

「水」のエネルギーを高める【腎・膀胱経絡のストレッチ】

両足を伸ばし、そのまま前に倒れましょう。一点に集中・内燃するエネルギーの流れが良くなり、心身に良い変化が訪れます。

【体操の効果】
❤からだ(肉体)=泌尿機能の向上、ホルモンや自律神経のバランスが整う。
❤こころ(感情)=強い集中力を発揮。テキパキと指示・行動が出来るようになります。

【経絡】
腎経(足の陰/性氣作用/生殖内分泌)アドレナリン 交感神経 興奮。体液成分の調整と内分泌機能の調整により身体に精氣を与える。ストレスへの抵抗力、アシドージスや体内毒物の決済、清浄に当たる。右命門に副腎機能(血圧・血糖・水分・塩分量などの調整)、左水腎に尿生成をみている。

膀胱経(足の陽/清浄作用/内臓収縮)腎の内分泌液と協調する間脳、脳下垂体、自律神経系の働きと生殖機能も司る泌尿器周辺の臓器。体液浄化の最終産物である尿を排泄。

参照:指圧 (著) 増永 静人

 

セルフケア経絡体操まとめ

参照:タオ療法

経絡体操は、身体に溜まった感情を浄化し、心身を調和させるストレッチです。故増永静人氏が考案されたもので、ペアになってサポートしながら行うことでより高い効果が期待できます。

 

 

一家に一人ヒーラーを

かむながらたまちはえませ いやさかましませ~

水谷哲朗 拝